ISBN:4396762976 コミック 岡崎 京子 祥伝社 2003/04/08 ¥1,260









「もとのままのもんは骨と目ん玉と髪と耳とアソコぐらいなもんでね あとは全部つくりもんなのさ」。大掛かりな全身の整形手術とメンテナンスにより、完璧な美しさを持つモデルの「りりこ」。女優や歌手としても活躍し人気の絶頂を迎えるが、体は次々に異常を訴え始める。それにつれてりりこの心の闇も濃く、深くなり、彼女の人生はやがて崩壊してゆく





久々に、漫画で鳥肌が立った。。これほどまで「現実」を描いたものがあるかって感じた。





「人間なんて皮一枚剥げば血と肉の塊なのに、くだらない」

しかし彼女が傲慢にそう思えるのは彼女自身がその皮一枚で美しいからである







スピリッツにも、「SKIN」っていう整形医師が主人公の漫画があるんだけど、その台詞がまた面白い↓

「すべての男は顔のいい女とセックスしたがる生き物だ」

「人間の内面ねぇ。心ってもんがあるなら、どんな心ならいい?目に見えないものをどうやって判断する?見えるのは、外見だけだ」







流行りの服、メイク、ヘアスタイルに身を包み街を闊歩する、ファッション誌から抜け出てきたような女性たち。電車に乗るだけで、たくさんのそんな人たちに出会える


10年、いや、5年も経ってしまえば、美の基準なんてのは180度変わる



「美しくありたい」と願うのは、女性誰しもの願望。その点では、美容整形だって、婆さんが髪を紫に染めるのだって同じだ



しかし、「美しさ」ってなんだろう?顔がいいこと?肌が綺麗なこと?スタイルがいいこと?





答えのない、問いかけ

オチなし

コメント

nophoto
てんちょ
2006年5月23日23:23

美と不細工は紙一重
美とは受け取る側に全て依存する唯一の感性。
受け取る側が否定すれば、不細工ということです
国によって美人が違うのもそういうことでしょう
色々書きましたが、リンクしましたということです

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